代替医療のトリック - サイモン・シン

読了。必読の書。

読みやすく、重点ポイントが繰り返し語られるから読書になれていなくても心配なし。こういう科学読み物に慣れていないひとにもおすすめ。面白いミステリー小説を読んでいるように、どんどん先が読みたくなる。

プラセボが何故ダメなの?効くならいいじゃんプラセボでも。というのがなぜマズいのか、最後まで読んでよく理解できた。説得された。はあー、面白かった。

ホメオパシーがプラセボ以上の効果がないなのはなんとなく知っていた。けれど、鍼治療もかあ。 続きを読む

インドで考えたこと – 堀田善衛

インドで考えたこと」は堀田善衛が第一回アジア作家会議(1956年12月)に参加したときのことを、そのときどきに感じたことを綴った紀行。インドで考えたこと (岩波新書)

どういう本かというと、子どもたちが高校生ぐらいになったらトライして欲しい本。トライに失敗したら10年ほどおいてまたトライしてみて欲しい本。

以下、時代背景や引っ掛かりのあった部分の引用などを、この本の構成と同様にまとまりのないままに放り出しておく。
続きを読む

浅倉久志さん

浅倉久志さんが亡くなった。

僕が名前と作品が一致する数少ない翻訳家のひとり(ちなみにもう一人は伊藤典夫さん)。享年79歳だから仕方がないとは思うけれど、寂しいことだなあ。

今夜は、本棚で最初に目についた浅倉本「タイタンの妖女」(カート・ヴォネガット)を読む。追悼読書。会ったことはないし、お顔も知らないけれど、なんだかとても大きな喪失感。

「ダムとわたし」映画祭 2010年04月24日(土)から04月28日(水)

「ダムとわたし」映画祭というイベントが、今年の連休に予定されています。一箱古本市Week企画にも申し込むつもりと聞いています。

僕は、ちょうどその週に別の家庭内イベントがあっていけるかどうかわからないけれど、4月24日(土)の「船、山にのぼる」は観てみたい。

谷根千工房のヤマサキさんと先日の羽鳥書店まつりでお手伝い仲間をしたときに、このイベントに合わせて往来堂でダム本フェアやって欲しいねえという話をしていて、ダムの本ってなにがあったかなあ、と少ない知識を絞ったところ出てきたのがこの2冊。

2冊じゃなあ、ということで調べてみた。 続きを読む

羽鳥書店まつり初日

コーキ走る忘れないうちに今日の羽鳥書店まつり初日のことをメモしておこう。
はあー、くたびれた。寒かった。楽しかった。楽しそうな人がたくさんいて、楽しかった。

朝9時半にコーキ(1歳8ヶ月)を連れて行って初期在庫の品出し。箱を運んでいる僕の後ろを走って追っかけてくる。良い運動。11時に開始してからは僕は補充作業の担当。後半は会計周りの担当。

往来堂女子部の二人はずっと立ちっぱなしで代わりのいない仕事をこなしていた。僕以上にくたびれてるよな。
ほうろうスタッフは値付け等の作業で事前準備でもたいへんだっただろうに、気も使いながらの指示だしに追われてた。まだ4分の1日。がんばれ。
続きを読む

今週は松丸本舗じゃない

もし今週の建国記念日の木曜日とか、あるいは週末にでも丸の内オアゾの松丸本舗に行ってみようと思っている人がいたらそれは間違い。今週、首都圏で、本を買いにどこかへ行こうと思っているなら、羽鳥書店まつりが鉄板。

羽鳥書店まつり

僕も何度も行ってだいぶ散財している松丸本舗はとてもいい書店だから、本が好きな人は誰だって一回は行ってみた方がいいと思う。まあ一回と言わず何回でも行ってみるといい。毎日棚が変わるらしいし。

でもね、松丸本舗は今年いっぱいはやっている予定みたいだけれども、羽鳥書店まつりは今週だけだ。なぜかあえてこの寒い季節に。しかも屋外だ。テントを張るので小雨小雪なら決行だ。

品揃えを一瞥するに、このへんの本が1000円、500円、100円で出てくるかもしれないとなると、過呼吸になる人がいるんじゃないか心配になるけれど、まあ落ち着いて。12日(金曜日)に有給とって行くのもおすすめ。

僕は12日以外はなんらかの形で手伝いに行く予定。
あ、手伝うだけじゃなくて買うつもりなんだけれど。一箱古本市のスタッフをやっていてもこのへん難しいね。先に見てんじゃねえかってならないように、売れ残ったら買おうってスタンスなのでご心配なく。