浅倉久志さん

浅倉久志さんが亡くなった。

僕が名前と作品が一致する数少ない翻訳家のひとり(ちなみにもう一人は伊藤典夫さん)。享年79歳だから仕方がないとは思うけれど、寂しいことだなあ。

今夜は、本棚で最初に目についた浅倉本「タイタンの妖女」(カート・ヴォネガット)を読む。追悼読書。会ったことはないし、お顔も知らないけれど、なんだかとても大きな喪失感。

「ダムとわたし」映画祭 2010年04月24日(土)から04月28日(水)

「ダムとわたし」映画祭というイベントが、今年の連休に予定されています。一箱古本市Week企画にも申し込むつもりと聞いています。

僕は、ちょうどその週に別の家庭内イベントがあっていけるかどうかわからないけれど、4月24日(土)の「船、山にのぼる」は観てみたい。

谷根千工房のヤマサキさんと先日の羽鳥書店まつりでお手伝い仲間をしたときに、このイベントに合わせて往来堂でダム本フェアやって欲しいねえという話をしていて、ダムの本ってなにがあったかなあ、と少ない知識を絞ったところ出てきたのがこの2冊。

2冊じゃなあ、ということで調べてみた。 続きを読む

羽鳥書店まつり初日

コーキ走る忘れないうちに今日の羽鳥書店まつり初日のことをメモしておこう。
はあー、くたびれた。寒かった。楽しかった。楽しそうな人がたくさんいて、楽しかった。

朝9時半にコーキ(1歳8ヶ月)を連れて行って初期在庫の品出し。箱を運んでいる僕の後ろを走って追っかけてくる。良い運動。11時に開始してからは僕は補充作業の担当。後半は会計周りの担当。

往来堂女子部の二人はずっと立ちっぱなしで代わりのいない仕事をこなしていた。僕以上にくたびれてるよな。
ほうろうスタッフは値付け等の作業で事前準備でもたいへんだっただろうに、気も使いながらの指示だしに追われてた。まだ4分の1日。がんばれ。
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今週は松丸本舗じゃない

もし今週の建国記念日の木曜日とか、あるいは週末にでも丸の内オアゾの松丸本舗に行ってみようと思っている人がいたらそれは間違い。今週、首都圏で、本を買いにどこかへ行こうと思っているなら、羽鳥書店まつりが鉄板。

羽鳥書店まつり

僕も何度も行ってだいぶ散財している松丸本舗はとてもいい書店だから、本が好きな人は誰だって一回は行ってみた方がいいと思う。まあ一回と言わず何回でも行ってみるといい。毎日棚が変わるらしいし。

でもね、松丸本舗は今年いっぱいはやっている予定みたいだけれども、羽鳥書店まつりは今週だけだ。なぜかあえてこの寒い季節に。しかも屋外だ。テントを張るので小雨小雪なら決行だ。

品揃えを一瞥するに、このへんの本が1000円、500円、100円で出てくるかもしれないとなると、過呼吸になる人がいるんじゃないか心配になるけれど、まあ落ち着いて。12日(金曜日)に有給とって行くのもおすすめ。

僕は12日以外はなんらかの形で手伝いに行く予定。
あ、手伝うだけじゃなくて買うつもりなんだけれど。一箱古本市のスタッフをやっていてもこのへん難しいね。先に見てんじゃねえかってならないように、売れ残ったら買おうってスタンスなのでご心配なく。

堀田善衛ブーム

あまり本を読む時間がとれなくて、それでも、最近は電車通勤になったので往復20分+昼休み30分ぐらいは読めるようになった。
この途切れ途切れ読書は、なかなかすすまなくて、前に読んでたところを忘れたりするけれど、まあ読めるだけよし。

で、遅れてきた感でいっぱいだけれど、ただいま堀田善衛ブーム。
路上の人」を読んでから、もう止まらない。

電車では「インドで考えたこと (岩波新書)」を読んで、寝る前にベッドで「定家明月記私抄」を読んでいる。
付箋がいっぱいついてる。どっちも来週には読み終わりそうだから、来週になったら付箋の付いたところを引用しておこうと思う。

どうして、こんなに面白いんだろ。学生の頃(20年ぐらい前)に「ゴヤ」をトライして、歯が立たなかった。あれから少しは成長したところがあったってことなのか。腹周り以外にも。

本の天地

弟からの電話がちょっと面白かった。
弟と電話で話すのは年に数回。直接あって話すのも数回。まあ合計8時間/年といったところか。そのうちの5分がこんな会話だった。

  1. 新刊書店で小説を買った。
  2. 買って帰って、天地が茶色くなって汚いことが気になりだした。
  3. 店に持って行って代えてくれといったら、もう在庫がないからしばらく待ってくれといわれた。
  4. 連絡があったので取りに行くと、天地が縮んで表紙がはみ出している。こんなんならブックオフで買うといって帰ってきた。
  5. なんだか腹が立ったので版元の幻冬社に電話した。あきらめてくれと言われた。
  6. アニキ、これはそういうものなのか?

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