Google Appsの不満とChrome vs Firefox(Firefoxの勝ち)

Fabrice Co.ではメールとスケジュールはGoogle Appsを使っている。個人的な仕事上のメモはSitesでプライベートページを作って記録してみたり。とても便利だし、以前の自前メールサーバや自前Wikiに比べてみても、何かをあきらめたりする必要がないし、データの保全という意味ではね、まあ雲泥の差だろう。

で、RSSリーダーとかブックマークも、Appsに統一したいのだけどできない。どうしてもApps登場以前のGmailアカウントとの併用になってしまう。過渡期の不整合なんだろうと考えて早2年ぐらい。この辺の作業は進んでいるんだろうか。

そしてChrome。
Chromeを使ったデスクトップ統合もWindows環境ではいろいろと進捗があるようで。今日久しぶりにChromeと”Google Apps desktop features”という組み合わせを試してみると、結構いい感じで使える。独立したメールソフトとスケジュール管理ソフトが動いているような雰囲気になる。今となってはかなり低スペックのThinsPadT41(512MBメモリ)での起動も速い。 Firefoxがどうも遅く感じるこの頃このスピード感は快適。

だけど、これはMacOS版のChromeがなくてダメ(使えるレベルのものが)。仕事でWindows、別の仕事とプライベートでMacな僕には移行は難しい。WindowsでもMacでも同様のFirefoxの使い勝手を手が覚えてしまう。あと、XmarksとLastPassライクな機能がないとブラウザの完全乗り換えは難しい。Chromeにブックマーク同期を作っているというようなニュースを読んだような気もするけど、どうなってるんだろう。

どちらも、サービスの協調不足で損をしているような気もするけれど、一方でそんな協調は無視してあっちこっちでいろいろ進めているから、よいものができているのかもしれない。

2010年3月15日追記
TechCrunchで記事が。Google Is Working On Letting Users Link Their Gmail And Google Apps Accounts
まあ具体的なことは何もないけど、なんかやってるらしい。

いじりまわしたいデータベース

Google インフルトレンドが日本語でも読めるようになっている。これが何かはよくある質問を。

Google インフル トレンドでは、検索キーワードの集計データに基づいて、世界中のさまざまな国や地域のインフルエンザの流行予測データをほぼリアルタイムで提供します。

急上昇キーワードは、もうすでにいろいろな検索エンジンがやっているけれど、ある程度のスパンでリアルな情報とつき合わせて相関関係を分析したものとなると、他にはなさそう(何かあれば教えて欲しい)。

インフルエンザだけじゃなくて、他にもいろいろ使えそうだ。
例えば、すぐ思いつきそうなところでは、求人関係キーワードとインデックスファンドの相関なんかはどうだろう?
あ、上がっても下がってもどっちでも増えそう。ん?でも求人する人のボリュームのほうが圧倒的に少ないわけだから、やっぱり逆相関するのかも。
あと、花粉はいけそうだな。
他にはどういうものがあるだろう?リアルな調査データからあたっていくと意外なキーワードとヒットしそうな気もする。ああ、いじりまわしてみたい。楽しそう。

で、こういう分析が意味を持つほど膨大で広汎なデータを持っているのは、Yahoo、Microsoft、Googleの3社ぐらいということも覚えておこう。

Google Apps, MacOS X 10.5(Leopard), Firefox3, Safari3.1,試行錯誤

一年前には怖いとかなんとかいっていたくせに、メインのメールアドレスとして使っているco.jpドメインをGoogle Appsに移行した。

手続き自体は簡単なんだけれども、既存のGmailアカウントがそのまま移行できるわけではないことに気づくのに時間がかかる。

カレンダーとかRSS ReaderとかBookmarkはまあなんとかなるけど、メールが困る。1GBほどあるからIMAPクライアント(Thunderbird)でコピーしてるけれどもいつまでかかるやら。これはちょっと昔のメールをそのまま移すのは難しいかな。レンタルサーバ(占有タイプ)を2つ返す目処がたったのはうれしいな。¥50万/年ほど浮くことになる。これはうれしい。少々の不便はなんでもないぜ。

実はGmailをメインのメール環境にしたかったってことでもあって、そうなるとFirefox2(現行バージョン)のもたつきが気になる。
家で使っているのは、iBook G4。もう結構経ってるけれど、これで十分間に合うことの方が多い。

それじゃあ最新のブラウザを試してみるか、Firefox3(beta5)はかなり速くなってるらしいし、Safariもかなり速いらしい。調べてみると・・・。Firefox3を試そうと思うと僕のiBookG4に入っているMacOS X 10.3はサポートされないらしい。Safariも最新版はだめみたい。

なんだか最近もうOSが古くてダメっていわれることが多いので、ずいぶん久しぶりにMacOSのバージョンアップを買ってみた。10.5.1 Leopard。手元OS(サーバ以外のOS)のアップグレードなんてのはもう何年ぶりだろうか。System7とか漢字Talk7の頃を思い出す。

最近はMacでもPCでも買ったらそのままかったときのOSで壊れるまで使うか、どうにも使えなくなったらネットワークサービス用のサーバでしばらく使うとかそんな感じだから、ずいぶん久しぶりの作業。

ディスクに空きがなくて、インストール時にディスクをフォーマットして再インストール。OSの再インストールなんてめったにしないけれど、こういうときに、メールだとか文書ファイルだとかをネットワーク上に置いておくとラクチン。1.5時間ほどかかってインストール完了。起動後はまた10.5.1から10.5.2へのアップデートが始まって1時間弱。いやはや。

Leopardの新機能とかはまあおいといて、心配したけれど特に遅くなった感もなし。768MBメモリと1.2GHzPowerPC G4。Firefox3(beta5)は快適。Gmailサクサク動く。でもファイルのダウンロード中に固まること数度。他にも、使いたいアドオンが使えないなどいろいろ。Firefox3がリリース版になるまでは、このiBookだけはSafari3.1でいくことにするかも。日常的に4カ所から違うマシンで使うから、こういう基礎的な環境はそろえたいんだけれど。

まあしばらく試行錯誤。
こんなことにかまけてた週末。