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懐中時計 (講談社文芸文庫)
神は妄想である―宗教との決別
ドーキンスの語り口に引き込まれて、この週末のほとんどをこの本に費やした。
キリスト教の子供、イスラム教の子供、ユダヤ教の子供というのはいない。キリスト教徒の親を持つ子供、イスラム教徒の親を持つ子供、ユダヤ教徒の親を持つ子供がいるのだ。
ほんとになあ。つくづく切ないことになあ。
たぶん、科学は宗教の一種なんだだとか、神はとっくに死んでるとか、とるに足りない内容だってことを一段上から見た感じで批判されるんだろうな。
ちょっと脇が甘いかなと思うところがあった。でも、自分で読んで、自分で考えたほうがいい。少なくとも読んで面白い。
これは往来堂(id:oiri)で買った。
『婦人公論』にみる昭和文芸史 (中公新書ラクレ)
数学的にありえない
資本主義から市民主義へ
貨幣は貨幣として使われるから貨幣
美人はみんなが美人というから美人
いろんなところでいえるなあ、これ。三浦雅士の解説しゃべりが長いのがちょっと。
会社はだれのものか以来の、語りの手法は、みつけたぞっ、て感じか。難しい概念がすっと入ってくるところはいい。理解した気になっちゃうだけなところもあるけど。