虹を追いかける男 (双葉文庫)

虹を追いかける男 (双葉文庫)

Yさんも、内澤さんもお勧めのこれ。

佐川光晴という人は知らなかった。初めて読んだ。面白かった。

「生活の設計」を読み出したときは、最後まで読めるかなあとちょっと心配になったのだけど、ぐいぐい引き込まれて一気読み。イタイ描写に弱いのだけど、まあなんとかクリアした。

タイトルになっている「虹を追いかける男」もちょっと漫画チックでいい。

どちらも後味がいい。

Amazonで買った。

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5)

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5)

最近出た池澤夏樹の文庫。世界文学を読みほどく (新潮選書)でこの小説のことに触れていて、読んでみたいなあと思っていた。
これ、池澤夏樹の最高傑作じゃないかな。

スティル・ライフを読んだのは、高校生の頃か、父親のとっていた文芸春秋だったか、中央公論だったか。
それ以来全部とはいわないけど、ずっと追っかけていて、たいてい読んでいる数少ない同時代感のあるひと。

これはAmazonで買った。

懐かしい人たち (ちくま文庫)

懐かしい人たち (ちくま文庫) 丸善でなんとなく見つけて買った本。

昔読んだことがあるような気がするけれど、こういうの大好き。これだけ吉行エイスケについて書かれたものというのはあんまり記憶にない。石川淳とエイスケの共通の知人の話なんてたまらん。

谷根千つながりでは、日暮里本行寺での結城信一(初めて聞く名前)の葬儀に出席する話が。

吉行淳之介の小説やエッセイを集中して読んだのは二十歳ぐらいか。もう全然覚えてないけれど、久しぶりに読んでみるか、という気になる。

渋滞学 (新潮選書)

渋滞学 (新潮選書)ドーキンス本と一緒に往来堂で見つけてなんとなく買った本。

初めて知ることがたくさんあった。とても興味深く、ひっかかりの多い読みにくい文体にもかかわらず、ちゃんと読了。この文体に耐えられるようならお勧め。往来堂で立ち読みしてから決めるといい。

そういえば、情報処理試験を受けた頃に、待ち行列の意味がわからなくて難儀したなあ。