恋と伯爵と大正デモクラシー 有馬頼寧日記1919、枢密院議長の日記 (講談社現代新書)
この2冊は併読するとより楽しめる。有馬頼寧の評価が正反対。「枢密院議長の日記 (講談社現代新書)」の方は、華族のバカ息子扱いなのに対して、「恋と伯爵と大正デモクラシー 有馬頼寧日記1919」ではなかなかやり手の青年華族。まあ思い入れが強いせいだけど。
二人の著者が倉富日記の同じ部分を引用して逆の感想になるところが面白い。大正から昭和にかけての東京に興味を持てるならばお勧め。
どちらもAmazonで買った。
阿佐田哲也コレクション〈1〉天和をつくれ (小学館文庫)
んー、いまひとつ。短編集未収録の意味がわかる。著者が存命中は出せなかった本なのかも。
Amazonで買った。
走ることについて語るときに僕の語ること
これはいいんじゃないの。最近の村上本を読まなくなった人にもお勧め。2時間で読めるし。
オアゾの丸善で買ったんだけど、ものすごい平積み。すぐ古本屋に並ぶから安く買えばいい。
T型フォード殺人事件 (1982年) (集英社文庫)
いい作家だなあ。SF黎明期感が濃密で、筒井康隆の初期のものと雰囲気がダブる。早死にしなければなあ、惜しい。
表題作もいいけれど「立体交差」(だったか)が面白かった。新刊では手に入らないけど、まだ読んでなくてどこかで見つけたら買っとけ本。
こないだの一箱古本市で買った。
毒薬としての文学―倉橋由美子エッセイ選 (講談社文芸文庫)
小説はとても好きなんだけど、エッセイはあんまり。学生のころに書かれたエッセイも載ってるのだけど、同級生にこういう人がいたらちょっとイヤだ。
ほうろうで買った(たしか)。