人を動かす 新装版

人を動かす 新装版

読んだことを大っぴらにするのが恥ずかしい気がするのはなんでだろう。でも、大っぴらにするんだけど。このメタな構造をどう理解すればいいんだろう。どうもこの新装版(改版版)というのが、アレな気がする。とはいっても前の版を読み直すほどの気にもならず。

この中に何度か出てくる「フランクリン自伝 (岩波文庫)」や、同様にフランクリン自伝をたくさん引用する「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)」は、とてーもオススメ。この二冊を読んで、まだ続けてこういったテーマで読んでみたいと思えば、読んでみてもよいのでわ。

これはAmazonで買った。

田端文士村 (中公文庫)

本郷菊坂の鳳明館という旅館の隣に住んでいた頃、近藤富枝さんの本郷菊富士ホテル (中公文庫 (こ21-1))を読んで、とても面白くて出てくる名前にいちいちわくわくして堪能したんだった。実は、同じ著者のこの田端文士村はなんとなく遠く感じて読んでいなかったんです。谷根千辺りのIT担当をなのっておいて。(しかも、ここ最近はあんまり仕事もできていない。ゴメン)

表紙の絵は今の田端駅南口。文中では表口(今の北口)に対して裏口といわれているところ(だと思うのだけど、出口すぐの急な階段が見えないのが気になる)。

田端文士村 (中公文庫)

僕の家の最寄り駅入り口になる。ここ、田端一丁目に越してきて約一年。やっと町の様子が身に付いてきたというか、方向感覚がつかめてきたというか。そういうときに、この本を読んだのは正解だったなあ。芥川龍之介の餓鬼窟も、日向きむこ大正美人伝―林きむ子の生涯 (文春文庫)の蛇屋敷もとても近いんだな。そういうことがよーくわかる。で、今はそういった面影がほとんど残っていないのもよーくわかる。

文士村記念館、一応行ってみようか。近いんだし。

室生犀星、萩原朔太郎ぐらいは田端に暮らしていたのはしっていたけれど、小林秀雄、菊池寛、堀辰雄、中野重治、佐田稲子、平塚らいてう、川島芳子(!)、竹久夢二に田河水泡。などなど。今の本駒込図書館のあたりは、カフェー紅緑があったこと。紅緑のすぐならびには動坂松竹という映画館があったこと。佐田稲子は紅緑で働いていたこと。などなど。

これはほうろうで買った。

MoinMoinのカスタムユーザ認証スクリプトサンプル

MoinMoinを仕事で使いたい。今すでに使っている社内の認証機構を使ってユーザ管理を楽するためにはどうすればいいか? Pythonのちょっとしたスクリプトを書けばなんとかなるようだ。

ということで調べてみたら、

  1. wikiconfig.pyのConfigクラス内でカスタムスクリプトを使うように設定する。
  2. ログイン用のカスタムスクリプトを書いて、MoinMoin/auth/以下に置く。

の2つの手順でできることがわかった。MoinMoin-1.6で動くことを確認した。

以下、やってみて上手くいった手順を記録しておく。

この例では、

  • カスタムスクリプト内にユーザ情報を保持している。この部分を必要な認証機構を呼び出すようにすれば使えるはず。
  • メールアドレスと別名もMoinMoinのプロファイル外で管理していることにして、カスタムスクリプト内で設定管理している。

wikiconfig.pyの編集

class Config(DefaultConfig):
    """MoinMoinのカスタム認証スクリプトmyauth.loginを使うようにwikiconfig.py
    で認証方法を指定。
    """
    from MoinMoin.auth import moin_session,myauth
    auth = [myauth.login, moin_session]
    #MoinMoin内のPreferenceを自動的に作成する
    user_autocreate = True

Gist:232443

カスタム認証スクリプト MoinMoin/auth/myauth.py

# -*- coding: utf-8 -*-
"""MoinMoin custom user authentication sample
"""
from MoinMoin import user
#User Database
_USER_MAP = {'user1,pass1' : ('user1@example.com',u'user1'),
    'user2,pass2' : ('user2@example.com','user2')}

def login(request, **kw):
	username = kw.get('name')
	password = kw.get('password')
	login = kw.get('login')
	user_obj = kw.get('user_obj')

	if not login:
		return user_obj, True

	u = None
	user_info = _USER_MAP.get("%s,%s" % (username,password),False)

	if user_info:
		u = user.User(request,
		name=username,
		auth_username=username,
		password=password,
		auth_method='myauth',
		auth_attribs=('name', 'auth_username', 'password', 'email', 'aliasname', ))
		u.email = user_info[0]
		u.aliasname = user_info[1]
		u.create_or_update(True)
		request.log("Login OK. user=%s, email=%s, aliasname=%s." % (username,user_info[0],user_info[1]))

	return u, True

Gist:227564

禁断のパンダ

禁断のパンダ

ミステリーは久しぶり。素直に言えば面白く読めた。ただやっぱり構成がごちゃごちゃしてて、読みにくいのも確か。もっと練ればその分だけ面白くなりそうなところが惜しいといえば惜しいか。

ネタバレになるから書かないけど、半分ほど読んだところでイヤな感じがして、やっぱりそうだったか、となって、んー。一気読みしたけど、んー。

これはAmazonで買った。

ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート

ほしのはじまり―決定版 星新一ショートショート

ずいぶん久しぶりの星新一。高校生のころに文庫を一通り読んで以来か。やっぱりちゃんと面白い。

この本で興味深かったのは選集の月報に載っていたエッセイを再録したもの。父星一のこととか、作品のアイデアの練り方とか。

これから星新一を読もう買おうというなら、ここから入ってもいいのかも。でもまあ、ちと高いな。

これは文教堂@文京グリーンコートで買った。