いじりまわしたいデータベース

Google インフルトレンドが日本語でも読めるようになっている。これが何かはよくある質問を。

Google インフル トレンドでは、検索キーワードの集計データに基づいて、世界中のさまざまな国や地域のインフルエンザの流行予測データをほぼリアルタイムで提供します。

急上昇キーワードは、もうすでにいろいろな検索エンジンがやっているけれど、ある程度のスパンでリアルな情報とつき合わせて相関関係を分析したものとなると、他にはなさそう(何かあれば教えて欲しい)。

インフルエンザだけじゃなくて、他にもいろいろ使えそうだ。
例えば、すぐ思いつきそうなところでは、求人関係キーワードとインデックスファンドの相関なんかはどうだろう?
あ、上がっても下がってもどっちでも増えそう。ん?でも求人する人のボリュームのほうが圧倒的に少ないわけだから、やっぱり逆相関するのかも。
あと、花粉はいけそうだな。
他にはどういうものがあるだろう?リアルな調査データからあたっていくと意外なキーワードとヒットしそうな気もする。ああ、いじりまわしてみたい。楽しそう。

で、こういう分析が意味を持つほど膨大で広汎なデータを持っているのは、Yahoo、Microsoft、Googleの3社ぐらいということも覚えておこう。

Winny二審は逆転無罪

よいニュース。 ウィニー:2審は逆転無罪 著作権侵害ほう助認めず

・著作権侵害のほう助の成立には、侵害する者が出る可能性があると認識していただけでなく、ソフトを侵害の用途で使用するようインターネット上で勧めていることが必要。
・被告は、侵害の可能性を認識はしていたが、ネット上での発言を見ても、著作権侵害の用途で使うよう勧めていたとはいえない。
・原審のように認めると、ソフトが存在する限り、無限に刑事責任を問われることになるので、罪刑法定主義の観点から慎重に判断しなければならない。

この裁判官はちゃんとポイントをふまえて、正しい判断をしたと思う。

一方で、捕まえた側のおかしな記事が最近あった。いったいどういう経緯で書かれた記事なのか、勘ぐりたくなるタイトル。
京都府警はなぜサイバー犯罪に強いのか

 サイバー犯罪に対する府警の強さについて、ある捜査幹部は「著作権侵害に警鐘を鳴らせないかという捜査員の気概と、それを可能にした当時の府警幹部の人事配置が背景にあった」と解説する。独学でネット知識を高めた捜査員と、日常的に情報通信技術を取り扱う技官の間で、緊密な連携が可能だったからこその摘発だったのだ。

 winny事件では、ある捜査員が1年近く自宅で独自に研究を続けていた。その成果をまとめた分厚い資料を手渡された当時の捜査幹部は「不可能が可能になったと思った。事件の9割以上はできたも同然だった」と振り返る。

イタイタシイぐらいにダメな雰囲気の漂う京都府警。彼らにやらせてはいけない。
記事のタイトルとは逆の印象を強く感じるのは、ITmediaの良心かも。勘ぐりたくなる。
独学した捜査員と「不可能が可能になったと思っ」てしまった困った幹部には、ちゃんと専門家について学んでもらわないと。
あるいは、ちゃんとした専門家を雇うとか(頼むからこっちにして欲しい)。

Edyか。iDだと思ってた

今日からセブンイレブンでEdyが使えるようになったらしい。
ファミマでおにぎり買ってる時にEdyからメールが届いて知った。
セブン-イレブン、電子マネー「Edy」を全店導入、10月7日から

ここ何年かコンビニはセブンイレブン以外と決めてたのは、EdyもiDもSuicaも使えないから。
nanacoがはじまったときに、調べたりもしたけれど、これ以上あってもなアってことで見送っていた。nanacoはセブンアンドアイ以外ではまあ使い道がないし、そのうちどれか使えるようになるだろうと思ってもいたし。
でもまあ、予想よりは早かったな。

 セブン-イレブンはnanacoの普及に力を入れており、累計発行数は8月末時点で890万枚。加盟店はセブン&アイグループ内外の合計で2万7541 店舗。一方でEdy機能を備えるカードや携帯電話の累計発行数は9月1日時点で約5140万枚。利用可能個所は約15万3000カ所。

Edyの5分の1以下か。もう2年ぐらい?やっぱり、nanacoは失敗だろう。このタイミングでEdyを使うなら最初から使っておけばよい話。nanacoは、近い将来やめてしまうべきなんだろうな。もうそのタイミングをはかっているのかも。

ど真ん中

2009-10-06 台風18号ど真ん中通りそうじゃないか。
まあ、台風が過ぎた次の日は、よく晴れることが多いし、空気もきれい。ウィークデイはおとなしく、家で過ごそう。そして、週末は運動会と一箱古本市(の打ち上げ)。

  • あれ。プロ野球の消化試合を見に行こうかと思ったら、もうレギュラーシーズン終わってた。
  • 英語で書くのはくたびれる。なんだかいつまでも気になるし。
  • Twitter。普通の人に流行ってきてるなあ。
  • 川端康成、小林秀雄ブーム到来。
  • やまださんは、すごい。
  • そういえば、日曜日のシンケンジャー@飛鳥山公園もすごい人気だった。肩車筋肉痛がまだ痛い。
  • Amazonその1: 当日配達ってのもすごいな。
  • Amazonその2: さっき未発送の注文2つをひとつにまとめたら、発送予定日が20日間のびた。えーっ。
  • Amazonその3: 分割発送に戻したら、どちらも明後日到着予定になった。ほー。バックエンドの動きをいろいろ想像する。こういうシステムって難しいよね。

古都 – 川端康成

古都 (新潮文庫)

再読。以前読んだのはたぶん20年以上前だ。
こういう読書感覚は久しぶりだったなあ。
何かの役に立つわけでもなく、笑えるわけでもないけれど、僕はこういう読書をもっとしていたはずだ。

京都の夏は、東京より照りきびしいけれども、東京では今、日傘をさして歩く人は、まあ、見かけなくなっている。

”照りきびしい”というのがいい。以前はたぶん読み飛ばしているところ。
”きびしい”が”厳しい”ではないところを、いいなと思えるのは、読書経験の積み重ねか。

1960年代の東京では廃れていた日傘は、21世紀に入ってまた使われるようになっているというのもちょっとおもしろい。20年以上前に初めて読んだ頃だって、日傘は廃れていたような気がする。

これは春の一箱古本市で買った。そして来週末、10月10日は秋も一箱古本市