夏への扉[新訳版] 名作の新訳版。やはり名作。翻訳もとてもいい。今よりも常に未来が好きってのも、この夏の終わりにぴたりはまった感じ。 物語の中では2000から2001年にかけてが未来なわけだけれど(原作は1957年発表)、この未来の描写を、あれもこれもないとか、それはまだできてないとか、いろいろ言いながら読む楽しみもある。銀行がネットワークになっていて、どこでも現金が引き出せるようになっている(けどATMがあるわけじゃない)、というのが新鮮に感じたり。 またいつか読もう。