火山のふもとで

夏の間浅間山のふもとにある別荘へ事務所を移して仕事をする建築事務所の話。松家仁之氏のデビュー作。

愛おしい物語と静かで丁寧な語り口に深く魅せられた。読み返し必至。僕が今年読んだ中で最良の小説(実は今年はあんまり小説を読んでないのだけど)。

読みはじめからクレストブックス感を感じていたのはどうもあながち見当はずれというわけでもないらしい。松家氏はクレスト・ブックスの立ち上げに関わっていたとのこと。